プログラミング初心者が他に差をつけるための習慣
プログラミングって楽しいですよね!
ネットで情報かき集めながら、自分のイメージしたものを作り上げて行く。ただ使うだけでしかなかったものを自分で作れた時とか、思い通りに自分の書いたコードが動いた時はなんとも言えない気持ちになりますよね。
だからこそ、もっともっと力をつけて良いものを作りたいと思ったときにちょっと不安になることありますよね。
「このままこの勉強を続けて一人前のエンジニアになれるのだろうか・・。」なんて
そういった方に現役のフリーのエンジニアである私が個人的に力がつくのに役立った習慣をまとめてみました。
ただ、以下にまとめることはやっておくべきことではあるけど初心者には少しハードルが高めなのでこれを堅実に守り続けた結果プログラミングが辛くなるというのなら無理してやる必要はないです。
プログラミングが辛くなってきたら、ここに書いてあることは頭の片隅に置いておいて、力がついてきたころにまた再チャレンジしましょう!
エラーメッセージを読む
- 始めたい時期: プログラミング始めたら直ぐに
あまり脅かすとエラーが怖くなりますが、エラーメッセージというのはあくまでもユーザー(ここではプログラマーのこと)に対してどこが悪いかを教えてあげるためのものです。
エラーメッセージは決して敵ではなく味方なのでその事を頭に入れておき、エラーがでたら慌てふためいて画面をリロードしたり、ソースを眺めたりするのではなくまず最初にエラーメッセージを読みましょう。
公式のドキュメントを読む
- 始めたい時期: プログラミング学習始めて半年
わかりやすく説明してくれるQitaやブログの記事もいいですがある程度力が付いてきたら公式のドキュメントを読みましょう。
できれば英語のドキュメントも苦手意識読めるといいのですが、最低限日本語でも読めると良いです。
Qitaやブログなどの記事も情報が充実していますが、やはり公式ドキュメントの網羅性には敵いません。そのフレームワークやライブラリでできることはほとんどが公式のドキュメントに書いてあります。
エンジニアの質問サイトであるteratailなどでの初心者の質問のほとんどが公式ドキュメントを落ち着いて読めば解決できる内容だったりします。
何か新しいライブラリやツールを使い始めるときに、公式ドキュメントを読んで理解するスキルを身に付けておくと習熟も早いので是非とも身につけたい習慣のうちの1つです。
厚めの本をじっくり読む
- 始めたい時期: プログラミング始めて半年から
最初プログラミングの勉強を始めたときはネットの情報をたよりに自分のやりたいことを調べて、書いてみてという感じでいいのですが、ずっとこれをやり続けているといつしか、スキルが伸び悩んできます。
「最近だいぶプログラミング出来るようになったんだけどこのままでいいのかな?」
と感じるようになってきたら、良書と呼ばれる多くのエンジニアに評価されている少しだけ骨がおれる厚めの本をじっくり読むのをオススメします。
〇〇入門とかではなく、もう少し説明している内容を絞ったものが良いと思います。
オブジェクト指向やデータベース設計、ネットワークの基礎、CSS設計などプログラミング言語に依存しない知識を習得できると新しい言語を身に付ける時の速さが全然変わってきます。
厚めの本を1週間で読もうとかすると続かないので、まず一日一章ずつ読んでいって前の章の内容を忘れたらまた戻って読んでということを繰り返すと段々と本の内容が定着してきます。
テストコードを書く
- 始めたい時期: プログラミング始めて半年~
普通のソースコード書くだけでも大変なのにテストもコードで書くの???
と思う方も多いかと思うのですが、品質の高いプログラミングにはテストコードは必須です。
システムは一度作って終わりでなく、次々と変更を加えていきます。その時に厄介なのは今加える変更のために元のプログラムが壊れる可能性があることです。
変更を加える際に元のコードが壊れてないこと、あるいは元のコードが壊れたことを検知するのにテストコードは非常に役立ちます。
また、テストコードを書くことでテストしやすいコードがなにかわかってくるので疎結合なキレイなコードを書くことができるようになります。
ライブラリのソースを読む
- 始めたい時期: プログラミング始めて1年~
これは出来るところから始めるのが良いのですが、分かるところから読み進めて行くのが良いと思います。普段rubyを使っているのであればgemの中身をのぞいてみる、railsの中身をのぞいてみるというのをやってみることをオススメします。
最初のうちは何が何だかわかりませんが、少しずつコードに書かれていて分からないメソッドや文法などを調べていけば次第に分かるようになってきます。また、慣れないうちはrubyならbyebugかbinding.pry、phpならエディタかIDEのデバッグツールでコード読みつつ動かしながらソースを読んでいくとだんだんとコツがつかめてきます。
自分のコードだけ書いていると自分が普段やる慣れた方法でしかコードを書かなくなるので、定期的に他の人のコードを読んで理解するというプロセスは非常に重要です。
他人のコードを読んで自分の引き出しを増やしましょう。上にも書いたように良書をしっかり読み込んで理解しておくと、良書に書かれている内容がライブラリのソースで実践されていたりするので二つ合わせると相乗効果でインプットの質を高めることができます。
人のコードをレビューする
- 始めたい時期: エンジニアになってから
また、他にも人のコードをレビューすることによってシステム全体を理解できたり、バグを発見する訓練ができたりします。システム全体の仕組みの理解は不要なコードを書いてしまったり、考慮漏れを防いだりできますし、コードを動かさずにデバッグする能力は、プログラミングの速度向上に役立ちます。
全ては慣れなので、なるべく早く同僚のソースコードを読む環境を作ることをオススメします。
まとめ
以上、初心者のうちからできればやっておきたい、頭の片隅に置いておきたいことをまとめてみました。
初心者向けの記事ですが、ここにまとめたことができればもうそれは中級者やプログラミング経験者と言っていいレベルです。何年もプログラミングしていてもできていない人はできていなかったり、それぞれの重要性に気づけていなかたっりします。
こうやって偉そうに言っていますが、書いている当の本人もつい最近までこれらの習慣の大切さに気づけていませんでした。 ここに書いたことは後回しにしてしまいがちですが、それぞれの習慣が身につくとプログラミングのスキルが上がってさらに プログラミングが楽しくなるはずです。
ながながと独学を続けているけど、いまいち脱初心者できないなど考えている方はこれらの習慣を一つずつ身につけてみると良いのではないでしょうか