現役フリーランスエンジニアが考える。Webエンジニアになるべき7つの理由。
私個人としては、
Webエンジニアはプログラミング楽しいし、自由な働き方できるし絶対なった方が良い!!と思っています。
とはいっても、これはものすごく個人的で主観的な意見なので、もう少し伝わりやすいように
「webエンジニアになるべき7の理由」という形でまとめてみました。
webエンジニアになる理由について考えてみると
- やりがいなどの内的理由
- 市場などの外的的理由
の二種類の利用ががあったので、それぞれについてまとめました。
市場的な理由
まずは市場的要因です。
市場的理由としては以下の三つのテーマが存在します。
・優秀なエンジニアの不足
・市場規模の拡大
・プログラミングの必修化
これらはすでに世間で言われていることですが大事ですのでここにもまとめておきます。
1.優秀なエンジニアの不足
経済産業省の資料ベースで2015年時点で約17万人のIT人材が不足し、市場でのITサービスの需要の増加に伴い、2030年には約59万人程度まで人材が不足することが予測されています。
市場でのIT人材の供給不足を示しており、企業としては優秀なエンジニアを三顧の礼をもってしても社内に留めて確保する必要があることを示しており、一エンジニアの単価が上がることを示唆しています。
また、エンジニアに良い環境を提供できて労働力の確保できる企業が生き残るという見方もできます。
給与の安いイメージのあるエンジニアですが、今でも一部の有名メガベンチャーの優秀なエンジニアは1000万円以上の高給を得ているという話もあります。
私もいくつかの転職サービスに登録していますが、ひっきりなしにスカウトメールがくるのでどの会社も優秀なエンジニアを採用しようと必死になっているのがわかります。
エンジニアの不足が予測される今後はより優秀なエンジニアがより重宝される時代になっていきそうです。
2.市場からの期待
最近ですとAIの話題が多いですが、IoTやビックデータなどがビジネスにインパクトを与える影響が度々話題にのぼります。今年は仮想通貨に代表されるブロックチェーンなどの技術も注目されつつあります。
「ロボットが人の仕事を奪う」
というように市場からのITへの期待と恐れというのは良い意味でも悪い意味でも注目を集めています。国内のIT市場としても一度リーマンショックによる低成長がありましたが、2020年までは年平均1%で市場規模が拡大する市場となっています。
市場規模の成長が予測されることと、エンジニアが足りないという市場の状況をみる限り、エンジニアの希少性はますます高くなっていくでしょう。
3.プログラミング教育の必修化
これも今年の話題ですが、2020年から小学生でプログラミングが必修化されるというトピックが話題になりました。
プログラミングの教育を受けた児童が必ずしも皆優秀なエンジニアになるという訳ではないですが、少なくとも今すでに社会人となっている層よりITリテラシーの高い層が2030年頃には続々と社会で活躍し始めます。
ちょっと前まではITやインターネットというのは根暗なオタクがとかいうイメージやインターネットの匿名性が警戒されていましたが、AmazonやGoogleなどの出現で劇的にイメージが改善されてきています。
ちょっと前まではインターネットでお金をやりとりするなんてことは考えられませんでしたが、今ではさも当たり前のようにネットバンキングを利用して家計のお金を移動させています。
プログラミング必修化世代の親世代のインターネットへの抵抗が減っているため、プログラミング教育に力を入れたり、PCを買い与えるなどの教育を行う親も増えていくでしょう。
不幸なことに、すでに義務教育を終えてしまった私たちは将来的にこれらのIT世代と同じように仕事をして行かなければいけません。
(新卒で入ってきた社員が他のどの社員よりもプログラミングができるという状況が今より多い頻度で起こりうると思っています。)
これを考えると今のうちにこれらの世代にも負けないような盤石なITリテラシーを身につけておく必要がありそうです。
やりがいなど内的理由
4.好きなことを仕事にできる
私自身Webエンジニアとして働いている訳ですが、仕事では納期があったりシステムを開発するのに調整をしたりなど大変な部分も多いです。
ですが、プログラミングという自分のアイデアを形にしていく作業はとても楽しく業務の中には必ずその楽しいプログラミングの時間が入ってきます。
仕事中に同僚とコードについて議論したり、便利なツールを教えあったりできるっというのはなかなかない職場環境だと思っています。
また、エンジニアの多くが技術への興味が強い人が多く、プログラミング趣味になっている人も多いです。仕事が趣味になったり、趣味が仕事になるチャンスがあったりしてそういうところにワクワクできる仕事なのかなとも思います。
5.自分の作ったものが使われて感謝される
これはユーザが見えるサービスを開発していると特にそうなのですが、ユーザの使っている機能の一部に自分の書いたコードが含まれているとなんだか少し誇らしい感じがしてきます。
SIerなど大規模なプロジェクトですとユーザが見えづらいので感じづらいのですが、web系の会社で外向けのサービスを開発しているチームに入れるとこれをより強く感じられると思います。
また、システムのユーザが社内の人だったりすると自分の開発した機能について感謝されたり、短時間でバグフィックスをしてありがとうと言われた時などは特に嬉しかった覚えがあります。
Webエンジニアは開発してからリリースまでのスパンが短く、ユーザからのフィードバックももらいやすい職種なので、他の職種にはない面白さがある職業です。
6.自由な雰囲気の会社や会社ではたらける
Web系のシステムを開発している会社はとにかく自由な社風の会社が多いことが特徴です。
会社によっては、リモートワークやシフト勤務などのあたらしい働き方に理解のある会社が多くWebエンジニアをしているとそういう会社に出会いやすいというのは確実です。
また、ある程度エンジニアとして経験を積むとフリーランスなどになって独立してより自分らしい働き方にシフトする人も多く、将来的にもっと自由に働けるようになりたいという人には今すぐにでもプログラミングの勉強を初めてエンジニアになって欲しいです。
7.成長が実感できる
コーディングというのは一度書いて終わりではなく、何回も書き直したりしながらシステムを保守して、継続的に運用していくのですが、自分で書いたコードさえも1ヶ月後に
「なんでこんなコード書いてんの??」
みたいなことがまあまああります笑。
これは自分の中では成長した証として消化しているのですが、エンジニアをしているとわからないことが理解できたり、前よりコーディングにかかる時間が減ったりして、自分がレベルアップしている感触を持つ機会が多いです。
その分、自分が何ができて、これから何ができるようになりたいのかというのをしっかり持って置くことが大切なのですが、エンジニアをしていると自分が成長したという実感がとても持ちやすいです。
とくに、自分で書いたコードが思い通り動いているのをみていると自分の設計したドミノが一斉に倒れていく感覚やピタゴラスイッチを見ているような気持ち良い感覚に酔うことができますw
まとめ
webエンジニアになるべき7の理由を市場的側面と内的側面からまとめてみましたが、
結論としては、
テクノロジーの進歩などのエンジニアへの社会からの期待もあるし、自由な環境で働けて楽しいプログラミングが仕事にできるんだから皆んなエンジニアになればいいじゃん。
という感じです。
もちろん、自由には責任が伴うのでそれ相応の準備や努力は必要です。
もし、この記事を読みながら「エンジニアいいなぁ」と思っているのでしたら、ぜひプログラミングを初めてみることをオススメします。
これは
「やれるかやれないか」
という話でなく。
「やるかやらないか」という方向性の話ですので、
他にやりたいことなってみたいものがないのなら方向決めて、それに対して着実に努力していくべきです。
この記事を読んだ方に少しでもエンジニアという職業に興味を持って頂ければと思います。