Webエンジニア版 面接でよく聞かれる未来形の質問の答え方
私も就活で結構苦労した経験があるのでよくわかるのですが、職種問はず
「5年後どういう風になっていたいですか?」
や
「将来の目標を聞かせて下さい」
という未来形の質問って返答に困りますよね。
特にプログラミング勉強仕立てで、IT業界での経験が少ない中で、ある程度具体的な形で目標を設定するって結構難しいですよね。
今はエンジニアになりたいから一生懸命にruby勉強してるけど、rubyしか学んだことがないしエンジニア業界の全体が見えないのにその中でのポジショニング聞かれても。。
っていう感じですよね。
自分なりにどう答えればよいとか、目標を考える時にどんな考え方をすれば良いというのがあるのでそちらを紹介したいと思います。
面接官は将来の目標を聞いてなにを知りたいのか?
答え方について知る前にまずは面接官、あるいは企業は未来形の質問で何をしりたいのか理解しましょう。
これは完全に、個人的な仮説なのですが面接官が将来像を聞いてきた時に知りたいのは 「この候補者が会社の中でどういう役割を果たすことになるか?あるいは目指すか?」
ということだと思います。企業としては、面接で初めて対面して、30分,1時間などの短時間で候補者と 長期的な関係を築けるかどうかを判断するのは至難のわざなのです。面接の時間でわかることといえば、 話している感じや人当たり、人間性やこれまでやってきたことを聞くことができれば、候補者が何ができて 何ができないのかということは確実ではないまでもある程度わかります。
他方、候補者がこの後どこに進んでどのように成長したり役割を変えていくのか?というのが気になり始めますよね。 だって、30分から1時間で今どういうことができるのかはわかったので、これからどういう道筋を辿るのか自分が 面接官だったら気になりますよね。
未来形の質問されると 「あまりデカいこと言って、入社後に活躍できずガッカリされたらどうしよう」
みたいなことを思う方も多いかもしれないのですが 正直言って、候補者の将来像の実現可能性みたいなところはあまり関係ないんじゃないでしょうか? 「5年後どうなってたいですか?」と聞かれるとついつい目標とそこまでのプロセスを考えて達成できるような目標を話す人も多いのかもしれないのですが、 面接官としてはそこはどうでもよくて「あなたはどこに向かって進んでいるんですか?」というところが 一番気になるはずです。
なので、未来形の質問は頭なの中で「あなたはこれから何をしたいですか?」という質問に置き換えて、 面接官は5年後どうなっているか?聞いたりしますが、現時点で自分のやりたいことを話してあげれば、
面接官フレンドリーで「この人はこっちの方向に行く人だから、社内だとこういう役割を任せられそうだな」 っと向こうで勝手に判断してくれるのではと思います。
シンプルに会社でやりたいことを伝える
未来形の質問をうけるとついつい「5年後なんてなにしてるかわかんないよ。。」ってなりがちですが、 先に説明した通り、面接を受けた時点で自分のやりたいことが何でそれを続けているとどうなるか? というのをシンプルに伝えればよいと思います。
ここまでやりたいことと言うと、「やりたいことなんてない。。」という人がでてくるかと思うのですが、 やりたいことがない人なんてほとんどいないと思っているのでエンジニアとしてやりたいことを考えるための ヒントを書いておこうと思います。
エンジニアのキャリアパスを考える時の軸
早速ヒントを書いてしまうのですが、エンジニアのキャリアパスを考える時に三つの観点から見てあげて 自分がどれにあてはまるかを選択していくとだいたいこんなエンジニアになりたいです。 ということが言えるようになってきます。
その三つの軸とは、技術分野軸、ソフトスキル軸、サービス軸でこれを表にまとめると以下になります。
軸 | 選択肢 |
---|---|
技術分野軸 |
|
ソフトスキル軸 |
|
サービス軸 |
|
こういう形で就職してやりたいことをそれぞれの観点で見て行くと 面接の時に将来の目標を聞かれてもたじろがずに冷静に答えられると思います。
上の表の使い方ですが、 それぞれの軸の選択肢で自分がでれにあてはまるかを見ていストーリーを作る形で利用します。
たとえば、将来自分が個人でアプリなりを作りたい場合は
「自分は個人でアプリを作りたい(サービス軸)ので、フロントもサーバーもインフラも分野問はずできるフルスタックエンジニア(技術分野軸)を目指したいと思う。 社内ではマネージャーというよりは開発に集中できる環境で技術力を高めて、成果物で貢献したい(ソフトスキル軸)」
ほかにもっとビジネスよりの指向の人は
「エンジニア志望だけど会社のサービスのために必要なことをやってうまくサービスを成長させたい(サービス軸)のでポジション問はずできることをやりたい。 作業分担したり、進捗管理したり方針決めるような作業も必要であればやるし、多くの人と関わりながら影響力のあるプロジェクトを動かせる(ソフトスキル軸)ようになりたい。 プロジェクトを管理するにあたって幅広く技術分野を知りたいのでサーバーもフロントもどちらもやりたい。(技術分野軸)」
のような形でそれぞれの観点で自分がどうしたいかとかどういう仕事をしたくないか考えてみると自然と自分が目指す将来像が見えてくるのではないでしょうか?
注意点としては、例で出したものは実際の例ではないので作文チックに見えるかもしれませんが、実際に自分で将来の目標について考える時は、 このようなものではなくちゃんと自分がやりたいと思えるものを作れると良いと思います。面接で本心を言わず誤解されて 就職しても良いことはないので、ちゃんと自分でハラオチする内容を考えましょう。
まとめ
面接でよく聞かれる未来形の質問はあまりびびらずに、面接の時点でシンプルに自分のやりたいことを伝えましょう。 まだ、プログラミングの勉強を始めたばかりで業界のこともよくわからない。。という人は上で紹介したそれぞれの観点 で自分の将来像を明確にして面接でそれを話しましょうということをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
自分のやりたいことと言われると結構たじろぎますが、落ち着いて今現状関心があることやりたいベースで話をしていけると 企業側もどういう役割を果たしてくれそうかわかりやすいし、自分の希望も伝えられるしで双方良いことかと思います。
また、面接に限らず自分がどう言うスキルを身に付けるのか、どういうエンジニアになるのかというを考えるのも 大事なことなのでそちらも合わせて考えてみましょう。